『読書の秋』にちょうどいい涼しさになってきました

2023.10.03

こんにちは。

料亭旅館三田清プランナーの細野です。

9月に入って涼しくなったと思ったのも束の間、
すぐにまた暑くなって、結局9月いっぱい
夏が終わらないような感じでしたよね。

10月に入ってようやく秋らしくなって
きたように感じます。

どうも近年は夏と冬が長く、
春と秋が短くなっているようです。

そんな貴重な秋の始まりですが、
たしか昨年は『芸術の秋』ということで、
伊賀の芸術施設などをご紹介したかと思います。

去年と同じテーマというのも面白みがないので、
今年は『読書の秋』としました。

 

秋といえば言うまでもなく、
「食欲の秋」や「スポーツの秋」など、
様々な慣用句があります。

その中でも、『読書の秋』は、
特に古くから親しまれている言葉とのこと。

由来を調べてみると、
8世紀ごろの中国の詩人・韓愈が

「秋になって涼しくなり、
夜の灯りのもとで本をよむのに
ちょうどいい。」といったような
内容の誌を詠んだことにあるそうです。

この詩を明治時代、
夏目漱石が「三四郎」の中で引用したことが
きっかけで日本に『読書の秋』という言葉が
定着したという説が有力と言います。

 

さて、普段から読書週間がある人は
そんなに迷わないかと思いますが、

『読書の秋』をきっかけに
あらためて本を読んでみようかなと
いう人にとっては

どんな本を読もうかと
迷われるのではないでしょうか。

 

こんなときに一番もったいないのは
ハードルを上げすぎることなのかなと
個人的には思います。

「せっかくだから仕事に役立つ本を!」

「歴史的な名作に挑戦!」のように

考えてしまうと、

結局選べなかったり、
読み始めてすぐに挫折してしまったり
してしまうことも多いのではないでしょうか。

 

正直、楽しい・面白いをそこそこ満喫できれば
それで人生が少し豊かになるのだから
それでいいのではと思います。

大ヒットドラマや映画の原作小説でもいいし、
直木賞や本屋大賞を取ったものでもいいし、
なんならマンガの一気読みだってあり。

大きい本屋さんに行って
直感でピンときたものを選んでも
面白いかもしれませんね。

 

物語を楽しんだり、知的欲求を満たすのは
人間ならではの楽しみです。

そして、食事をするのは動物全般共通ですが、
美味を楽しむのもまた人間ならでは。

『食欲の秋』の醍醐味を味わうのもまた
贅沢な秋の過ごし方です。

 

料亭旅館三田清では、地元食材を中心に
最高の食欲の秋を味わっていただくべく、
日々、研鑽を積んだ料理人が腕をふるっております。

料理の美味しさを100%味わっていただける
環境づくりと丁寧なおもてなしにも
スタッフ一同尽力しております。

ぜひ、この機会にご来館くださいませ。

従業員一同、心よりお待ち申し上げております。