こんにちは。
料亭旅館三田清プランナーの細野です。
夏真っただ中、
熱中症アラートも毎日のように出る、
まさに酷暑が続いてますね。
最近は男性でも日傘を指している人も
良く見るようになりました。
大袈裟ですが
命に関わることなので大事ですよね。
ところで、最近はお中元を
贈ったりはされますでしょうか？
年賀状を送る人も減ってきていますから、
お中元やお歳暮などもだんだんと
減ってきているのではないかとも思います。
会社同士のお付き合いとしても
今の景気ではなくしているところも
増えてるかもしれませんね。
でも、日ごろお世話になっている方に
感謝の気持ちを込めて贈り物をするという
日本人らしさのある習慣ですし、
なくなってしまうのも
それはそれでさみしいですね。
もともとは、中国の道教にある行事
「三元」が由来なのだそうです。
旧暦の１月１５日が「上元」、
７月１５日が「中元」、
１０月１５日が「下元」に当たり、
中元と同じ時期の「お盆（盂蘭盆会）」と
混ざっていって、
祖先の霊を供養する行事として
定着していったとのことです。
それが、江戸時代以降に盆礼として
親戚やお世話になった人に
贈り物をするという、
現在でもおなじみの習慣に
なっていったのですね。
実は、だいたい７月中旬から
８月１５日までに贈るものという
認識でいたのですが、
それは私が住んでいる
西日本の常識であって、
東日本だと
７月上旬～７月１５日までというのは
あまり詳しく知りませんでした。
さらに、北海道や九州、沖縄などでも
けっこう時期が違うみたいなので、
贈り先には注意したほうがよさそうですね。
もしも過ぎてしまった場合は時期に応じて
「暑中御見舞」「残暑御見舞」に
変えて贈りましょう。
お中元と言えば、
ゼリーやアイスクリームなどの
冷たくして食べるものや、
ジュースやビールなどの飲み物、
ツルっと食べられるそうめんなどが
定番なんでしょうね。
タオルや洗剤、入浴剤などの
日用品もあるのでしょうが、
最近は暑いためより前者のほうが
人気がありそうな気がします。
近年はネット通販も充実していて、
バリエーションにとんだ贈り物が
選べるようになってますが、
何を贈るにせよ、贈る相手が
どんなものが好きなのか、
どんなものなら喜んでくれるかなと、
思いを馳せることこそに
尊さがあるように思いますね。
また、お中元のような贈り物だけでなく、
普段なかなか会う機会のない親戚や
お世話になった人と一緒に
お食事の機会を作るというのも
おすすめしたいです。
そして、せっかくなら
普段ではちょっとハードルが高いかなという
体験をしてみるのも素敵な思い出になりますよ。
もちろん当館でも、
その季節ごとの一番美味しい食材を厳選し、
一流の料理人が調理した
お食事をお楽しみいただけます。
従業員一同最高のおもてなしで
お客様をお迎えいたしますので、
ぜひ、夏の贈り物のひとつとして
当館でのお食事もご検討いただけましたら幸いです。